令和で1番の大きなビーフ抗争となったバッドホップとなめだるまの喧嘩。
事の発端はバッドホップのワイザーさんがAH1という大型フェスでインタビュー中のバダサイクッシュの胸ぐらを掴んだことから始まりました。
ワイザーさんはなぜ、舐達麻へ喧嘩をふっかけにいったのでしょうか??
この記事ではバッドホップと舐達麻の喧嘩の経緯を解説してみました。
目次
バッドホップと舐達麻のビーフの登場人物
この記事は初めて、今回のビーフ騒動を見た人でもわかるように書いていきたいと思います。
まず、バッドホップのワイザーさんと舐達麻の喧嘩には5組のラッパーが関係しています。
- RYKEY DADDY DIRTY (リッキーダデイダーティー)
- 舐達麻(なめだるま)
- ジャパニーズマゲニーズ
- 阿修羅マイク
- YZERR(バッドホップ)
① RYKEY DADDY DIRTY (リッキーダデイダーティー)
②舐達麻(なめだるま)
③ジャパニーズマゲニーズ
④阿修羅マイク
⑤YZERR(バッドホップ)
バッドホップと舐達麻の喧嘩はリッキーが最初の原因
このビーフは2019年まで遡ることになります。
何かとお騒がせラッパーだったRYKEY DADDY DIRTY さんは、突然自身のSNSでバッドホップのことを痛烈に批判します。
次第にリッキーさんはワイザーさんにDISの矛先がいき、お互いに一触触発状態となっていました。
遂にワイザーさんSNSでリッキーさんに宣戦布告します。
ワイザー
オレはSNSで喧嘩なんてみっともないことないからよ。
今日、ライブあるからこいよ。
こなかったら二度と相手しねーからな!
ところが、その日はリッキーさんは県外でライブでワイザーさんのSNSに反応するも、最悪な事態は回避されました。
2人は実際にぶつかりあうことは無かったものの、リッキさんはワイザーさんのDIS曲をバダサイクッシュと発表します。
「YOU CAN GET AGAIN feat BadasaiKush」
この楽曲はワイザーさんのことに言及した曲で、当時はかなり話題になっていました。
2023年のTHE HOPEの打ち上げでワイザーと孫ゴングが喧嘩
RYKEY DADDY DIRTY さんは、ちょくちょくワイザーさんの新曲に対しても「ダセエ」と毒を吐いていましたが、大きな衝突はそれ以降ありませんでした。
事が大きく動いたのが、2023年9月に開催されたThe Hopeの打ち上げ会場で起こります。
阿修羅マイクが打ち上げ会場にリッキーを連れてくる
The Hopeの打ち上げはセラヴィという会場で行われ、ワイザーさんも1時間だけ顔を出して帰るつもりでした。
ところが、阿修羅マイクが仲の良いリッキーを打ち上げ会場に連れてきたことで、2人は鉢合わせ状態となりました。
長年、執拗につきまとわれていたワイザーさんはリッキーさんに「お前さ、オレに何か言う事ないの?」と正面から向かっていきます。
互いに血の気は多く、2人は取っ組み合いの喧嘩となり周囲の人に抑えられます。
その場でリッキーさんは会場から出され帰ることに。
孫ゴングがワイザーに1発かまして、事態は急展開
怒りが収まらないワイザーさんを最初はジャパニーズマゲニーズの孫ゴング(画像左)さんが「リッキーは話せばわかるヤツだから!」となだめていましたが、次第に孫ゴングさんがヒートアップしていき、「オレ、今からこいつ(ワイザー)のことをしばく」と皆のいる前で宣言します。
そして、会場の中で孫ゴングさんはワイザーに一発おみまいする展開に。
もちろん、ワイザーさんは激怒し2人は離されますが、その間にも「オレは〇〇だぞ!京都を敵にまわすのか?」とずっとワイザーさんに喰いかかっていました。
孫ゴングさんは父親が本職の親分だったというのが有名で、ワイザーさんは看板の名前を出されて、喧嘩を引かそうとしていると思っていたそうな。
※後のジャパニーズマゲニーズが出したDIS曲では「カワイ」オレの本名!とラップしていたので、どうやら自分の本名を言っていたようです。
その場にいなかった阿修羅マイクが間に入ろうとするも、T-PABLOWがブチギレ
会場内が騒然の中、孫ゴングさんは帰される羽目に。
怒りが収まらないワイザーさんに阿修羅マイクさんが話をしようやと別の場所へ移動します。
阿修羅マイクはリッキーや孫ゴングとのトラブルの時はその場から、離れて現場にいなかったことがわかっています。
ワイザー
お前さ、間に入るっていうのがどういことかわかっている?
その場にいなかったのに、どうやって解決するんだよ?
阿修羅マイクさんは仲間思いで、こういったトラブルには自ら仲裁に入る性格。
阿修羅マイク
誰もトラブルが大きくなることは望まない。
オレが間に入って解決したい。
ところが、ワイザーさんの件を聞きつけた、双子の兄のT-PABLOWさんがものすごい剣幕で、会場へ到着するやいな阿修羅マイクのもとへ。
T-PABLOW
お前、どういうつもりだよ?
なんでお前が間入るんだよ?
ジャグラ(孫ゴングの相方)呼べよ!!!
かなりの怒り口調で阿修羅マイクへ問い詰めます。
この光景の動画はSNSでも上がっていましたが、かなりドスの聞いた声で怒るとかなりヤバい人というの再認識させられました。
ジャグラの態度に苦言を呈したワイザー
ワイザーさんは孫ゴングさんの相方のジャグラさんの態度にも言及。
阿修羅マイクと話し合いが終わり打ち上げ会場に戻ると、ジャグラさんは「乾杯♪」と女の子たちと飲んでいたとのこと。
自分の相方のせいで大騒動になったのと、先輩の阿修羅マイクが兄のT-PABLOWにこづかれながらも話している中で「もっと緊張感持てよ!」と苦言をていします。
ジャグラさんも年下のワイザーさんに注意されたのが気に食わなかったのか、「お前それ、オレに言っているのか?じゃあここでお前とオレで対決する?」と食ってかかります。
セラヴィでの1件以来、双方ともに接触はありませんでした。
AH1での約束を破った光景を見たワイザーがマジギレ
セラヴィでの騒動からは双方に動きはありませんでしたが、AH1という大型フェスでバッドホップとジャパニーズマゲニーズは出演が被っていました。
トラブルを避けたかったのか、阿修羅マイクからAH1運営者を通じてバッドホップに謝らせてほしいと連絡がいきます。
ワイザー
酒の席であんな事されて、普通だったら翌日に謝るよな?
なんでライブの前日に言ってくるんだよ。
ライブに集中したいから、謝罪は断ってくれ。
ワイザーさんは強く断りますが、謝らせてほしいとのラリーが続きます。
遂にワイザーさんは「マジで無理です。どうしても謝罪にくるなら当日のライブ無理ですよ?」と運営側に伝え、当日は当事者同士合わさないという約束をしました。
BADHOPのライブステージまでの道中に阿修羅マイクがいたことがきっかけに・・・
ライブ会場についたワイザーさんは控室にも行かずに、車で待機していました。
運営スタッフにも阿修羅マイクや孫ゴングが会場にいないか、2~3回確認をお願いしていました。
ところが、ステージ会場に向かう道中の5m先に阿修羅マイクが酒を飲んで、インタビュー中の舐達麻の一団に加わっていることを発見。
そこで完全にプッツンときたワイザーさんが、過去に自分をディスったバダサイクッシュの胸ぐらを掴む展開に。
ジャパニーズマゲニーズも帰ったふりをしてVIPルームにいた
さらに後にわかったことですが、運営側は責任をもってジャパニーズマゲニーズと阿修羅マイクをライブ後に帰しました。
実は帰ったふりをして裏口から回りVIP席で飲んでいたことが発覚。
直前まで謝罪させてほしいと言っておきながら、帰ったふりをして飲んでいた態度が「謝る気無いんだろ?」とワイザーさんは思ってしまうのも無理がありません。
ワイザーが一番関係無かったバダサイへ怒った理由
これまでの話を見てみみると、ワイザーさんとバダサイとの間には直接的なトラブルはありません。
ワイザーさんのインスタで語られた内容はコチラ。
- リッキーのDIS曲とわかって参加しておきながら、そんなつもりは無かったと弁明
- 最近はリッキーとも揉めていたので、ワイザーに謝罪したい雰囲気を出していた
- 状況が悪くなったら、ちょこちょこ態度を変えてくるのが女々しい
- 昔、バッドホップなんかやっちゃおうか?と発言していた
ワイザーさんはバダサイの立ち振舞をよく思っておらず、ライブ当日に出くわしたことで今までの思いが爆発しちゃいました。
個人的にはあの場所に阿修羅マイクがいなかったら、80%はあの騒動にならなかったと感じてます。
舐達麻のG-PLANTSとワイザーは過去に飲んだこともある仲だったので、正直行くか迷ったとも発言していたので、阿修羅マイクの存在が決定打になったのでしょう!
阿修羅マイク、舐達麻、ジャパマゲがDIS曲を発表
ワイザーさんはインスタライブで今までの騒動の経緯を説明。
100%自分に非は無いと主張のもと誠意を持って謝る気があるのなら、話し合いしてもいいと譲歩する姿勢を見せます。
実は兄のT-PABLOWも阿修羅マイクへDM経由で謝罪したい意向を伝えていました。
ところが、阿修羅マイク、舐達麻、ジャパマゲの3組は立て続けに、DIS曲を発表。
特に舐達麻の曲は1ヶ月で1,000万回再生されるているので、今回のビーフの注目度が高いことがわかりますね。
ジャパニーズマゲニーズの直近のライブで「バッドホップと肩組んでご飯食べるのもそう遠くはないでしょう」と発言していたので、双方の話し合いは終わっていると推測されます。